新築の注文住宅を建てることが出来れば、家族仲良くその家で幸せに暮らしていけますので、充実した毎日を送れるようになります。
しかし待っているのはその幸せな生活だけではなく、長期にわたる住宅ローンの返済があります。
多くの人は、35年という長期にわたって支払いを続けていくようになりますので、先の長い支払いを考えただけでもうんざりしてしまうものかもしれません。
住宅ローンの返済方法としては、毎月決められた金額を支払っていくだけではなく、繰り上げ返済をしていく事もできるようになっています。
繰り上げ返済をすることによって、支払期間を短くすることが出来たり、月々の支払金額を少なくすることもできますので、自分が希望する返済方法を選ぶようにしていくといいでしょう。
繰り上げ返済をするメリットは、利息分の支払いを少なくすることが出来、最終的に支払う金額を少なくすることが出来るという点があります。
少しでも返済金額を少なくしたい人にとっては大きな効果があるものですので、将来的な支払いを減らすためにも、繰り上げ返済を検討してみるといいでしょう。
大きなメリットがある繰り上げ返済ではありますが、必ずしもメリットだけがあるものではありません。
繰り上げ返済の間違った使い方をしてしまえば、生活が苦しくなることもありますので、本当に利用してもいいのかを検討してから返済をしていくようにしましょう。
まず繰り上げ返済をするときには、そのお金は余剰資金であるかという点です。
もしも貯金が100万円しかないというのに、その100万円全額を繰り上げ返済に回してしまうと、貯金をすべて失ってしまうことになりますので、その後の生活に影響が出てくることがあります。
貯金がない状態で急に大きな出費があった場合には、対応が出来なくなってしまうのです。
例えば急に車が壊れてしまったとか、妊娠をして妻が仕事をやめなくてはならなくなったといったことも考えられます。
車が壊れて大きな出費があるときに貯金がなければ対応はできなくなりますし、妻の収入がなくなれば、これから月々の支払いはなんとかできたとしても、貯金を殖やしていく事もできなくなってしまいます。
繰り上げ返済をするのであれば、資金に余裕があるときにしておかなくてはなりません。
ある程度の貯金がある状態で、それでも余裕な資金があれば繰り上げ返済をしてもいいですが、余裕がない時にはやめておいた方がいいでしょう。