注文住宅を三重県内で新築しようとするにあたっては、まずはそれにふさわしい土地を探し当てなければならないのはいうまでもないことです。こうした場合ですが、通常は三重県内の不動産会社に相談をして、条件に適当な土地がないかどうかを探してもらうというのが、もっとも手っ取り早い方法であるといえるでしょう。しかし、なかなか三重県内で信頼がおける不動産会社が見つからない、あるいはいきなり土地探しの相談をするのは気が引けるという場合には、最初にインターネットでの土地探しをしてみるという方法があります。
三重県内といっても、工場やオフィスが密集する名古屋圏に近い四日市市や桑名市といった北勢地域もあれば、県庁所在地である津市や松阪市といった中勢地域、さらに伊勢神宮などの歴史、文化的なスポットにめぐまれた伊勢市、志摩市をはじめとする南勢地域、さらには上野盆地に展開する伊賀市、名張市からなる伊賀地域もあります。こうした様々な地域の集まりのなかから土地を探すのは一見するとやっかいなものですが、ある程度条件さえ絞り込んでしまえば、インターネットで手軽に探すことが可能なものです。基本的にはどの地域を中心としたいのか、土地の面積はいくらか、予算はどれくらいか、用途地域などの具体的な希望はあるか、下水道や上水道などのインフラは整備されているかといったことがらがキーとなりますので、最低でもこれらを条件として決めておけば、あとはインターネットの検索機能を使って、住宅情報専門サイトなどからふさわしい土地を見つけることができるはずです。
また、三重県の場合には、移住や定住を推進するための公的なホームページが開設されており、ここには県内のそれぞれの市町村の空き家バンクのリンクなどもみられます。空き家バンクは市町村が定住促進のために地域の売買可能な空き家の情報をストックして一般に公開しているものですが、実は空き家そのものだけではなく、土地の売買情報についても登録されている場合があります。こうした空き家バンクのなかからふさわしい土地をみつけるということも可能ですので、折にふれてのぞいてみるのもよいでしょう。
なお、インターネットというのは即時性にすぐれているという長所がありますが、逆にいえば、掲載された情報をそのまま見過ごしていると、すぐにほかの購入希望者に先取りされてしまう可能性もあるということですので、こまめにチェックすることがすすめられます。